すべての植物は、体内にキチナーゼという免疫酵素を持っています。
このキチナーゼは、キチンを溶かす酵素です。一方、植物の病害(細菌、糸状菌、ウイルス等)のうち、約8割が糸状菌です。
糸状菌のほとんどは、外殻をキチン質に覆われています。糸状菌が作物に侵入するとキチナーゼが外殻を溶かし、糸状菌の作物への侵入を阻止してくれます。
また、植物はファイトアレキシンという活性酵素も持っています。
キトサンは、キチナーゼとファイトアレキシンの両方を活性化させ、植物の自己防衛を高め植物の生長を促す効果を現します。