生理不順、子宮内膜症、更年期障害、冷え性、不妊症、子宮筋腫などのお悩み

生理不順

日常の生活の疲れやストレス、ダイエットなど様々な要因がありますが、生理不順が続く場合は、卵巣機能やホルモンの異常があります。漢方では、女性の生理は脾(胃腸系)、肝(自律神経系)、腎(ホルモン系)と密接に関係しており、3つの臓器の働きが悪くなると生理中につらい症状が出てきます。

子宮内膜症

西洋医学では、原因不明となっていますが、漢方的には原因は明らかです。瘀血(血液の滞りや古血など)、気滞(ストレスや自律神経の乱れから気の巡りが滞ったもの)、陽気(冷え性など)により引き起こされます。

更年期障害

女性の卵巣機能は40才を過ぎてから低下してきますが、漢方では更年期の症状は子宮の老化と考えています。45才位から子宮を支配するホルモン系の働きをする「腎」が衰えると、ホルモンの分泌量が急に減って、自律神経をコントロールする「肝」の働きも低下してきます。その結果、のぼせやほてり、発汗など、不快な症状を引き起こします。

冷え性

自律神経の乱れ、血液循環の悪化、末梢血管の血行不良、女性ホルモンの乱れ、血液量の不足や筋肉量の低下、運動不足などがあります。漢方的には大きく分けると「エネルギーが不足して起こるタイプ」と「血液の流れが悪くなって起こるタイプ」があります。過剰でも不足しても冷えは起こります。

不妊症

漢方では不妊症の多くは、生殖機能やホルモン系に関する「腎」の働きが衰えて起こる障害だと考えます。「腎」は人間の成長、発育、生殖の元になる臓器です。そして毎日食べる物で体も精子も卵子も作られます。現代では男女共に食事の内容の悪化が原因にもなっています。

子宮筋腫

西洋医学的には原因は不明ですが、漢方では気の巡り、血液の滞り、水の滞りによって起こると考えられています。子宮筋腫は子宮の周辺の滞った血液(瘀血)の過剰な水分(痰湿)が固まった「こぶ」と捉えています。