キチンオリゴ糖の抗ガン作用をマウスを使って調べた結果を紹介します。
キチンオリゴ糖には、免疫細胞を活性化させる作用や腫瘍増殖抑制効果があるということが、マウスを使った実験で明らかになっています。
マウスに腫瘍細胞(Ca755を皮下移植・乳ガン)を移植し、キチンオリゴ糖を1日1回200mg/kgを強制的に口から14日間与えたところ、白血球の1種であるマクロファージ(免疫機能の中心的役割を担っている細胞)の攻撃分子産生量が多くなりました。
さらに、腫瘍湿重量が小さくなったという実験結果が出ています。
また、キチンオリゴ糖は、腸管を透過しやすく吸収性が高いことも分かっています。
キチンオリゴ糖は、自己免疫力を高めることで、疾病の治癒経過に良い影響を与えると予測され、生活習慣病などの予防に、期待が寄せられています。