冬の入り口である12月は、風邪やウイルスに負けやすくなる季節。東洋医学では、外邪から体を守る力を「衛気(えき)」と呼び、寒さや乾燥が強まると衛気が弱り、免疫力が低下すると考えます。
衛気を高めるポイントは、「温め・潤い・休息」。まず体を温めることが最優先で、特に首・背中・お腹を冷さないことが重要です。ここには免疫に関わる経絡が集中しています。
乾燥も大敵。呼吸器の潤いを守るために、白きくらげ、はちみつ、大根、れんこん、梨など潤いを補う食材を取り入れると喉の不調を防ぎます。
さらに睡眠は衛気の源。夜更かしが続くと免疫力が急激に落ちるため、12月はできる限り早めの就寝がおすすめです。冬は「守りの季節」。衛気を強くして風邪を寄せつけない体を整えましょう。
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