12月は一年のうちでもっとも「腎(=生命力の源である『精』を貯蔵する臓腑であり、成長、発育、生殖、老化など、生命活動全般を司る、生命エネルギーの根源)」に負担がかかる季節。東洋医学で腎は、生命エネルギーの根っこであり、体を温める力・ホルモン・骨・耳・生殖機能など広く関わる大切な臓です。寒さが深まるこの時期、腎が弱ると「冷え」「疲れが抜けない」「むくみ」「気力の低下」などの症状が現れやすくなります。
特に気温差が大きい12月は、朝の冷え込みが腎のエネルギーを奪いやすいので、まずは「腰・お腹・足首」を温めることが重要です。これらは腎の経絡が通る場所で、外から冷えると腎の力まで弱ってしまいます。
食事は、黒い食材や根菜類が腎を補います。黒豆、黒ごま、ひじき、レンコン、ゴボウ、長ネギ、生姜などは冬の養生の代表選手。汁物を一品追加するだけで体内の温め力が底上げされます。
また、冬は早寝が養生の基本。腎のエネルギーは夜に回復するため、23時までに眠るだけで翌朝の調子が変わります。12月は無理をしすぎず、体の「根っこ」を守る季節として過ごしてみてください。
冷え、疲労、むくみ、やるきが出ないなど様々な症状でお困りでしたら、どうぞお気軽に鏡薬品波動漢方研究所までご連絡ください。
📞 0955-58-9739