大腸がんは食生活の欧米化、運動不足などにより増えています。
大腸(盲腸・結腸・直腸)に発生するがんの総称で、正式には部位別に盲腸がん、結腸がん、直腸がんに分けられます。
腺腫(ポリープ)から進展するタイプと直接がん腫ができるタイプがあります。
早期がん、進行大腸がんでも腸管断面の1/4周以下のがんでは無症状で、1/2周を超えると腸内容物の通過障害により腹痛を起こす可能性が出ます。
結腸がんはできる部位で症状が異なります。
右側結腸では腸管が太く、消化管内物質も液状であることから閉塞症状が起こりにくいため症状に乏しく、左側結腸では便通異常、腹部膨満感、腹痛、血便など症状が出やすくなります。
便が細い、残便感、下痢と便秘を繰り返すなど、排便習慣の変化は、S状結腸や直腸がんに出やすい症状です。
健康診断で便鮮血検査は有用とされているので、積極的に受けてください。
大腸がんは、日本人で2番目に多いがんです。
早期発見・早期治療ができれば7~8割は完治するといわれています。
大腸がんの多くはポリープ状の腺腫が前がん状態になり、それから粘膜内がん、粘膜下がん、浸潤がんとなり進行がんとなります。
現代人は動物性の肉を多食するようになり、脂肪を吸収するために胆汁酸が大量に出ています。
これが最終的には二次肥汁酸となり、発がん物質になるのではないかとみられています。
それと肉の多食は便秘も引き起こしやすくなります。
大腸がんで抗がん剤や放射線などの治療をされている方にもキトサンやキチンオリゴ糖は有用です。
腸内環境をよくしたり、腫瘍成長をおさえたりする働きが明らかになりつつあります。
特に大腸がんは肝臓や肺や腹膜に転移しやすいので、予防するためにも役に立ちます。
最後に「食べ方の悪化により汚れた腸が病気をつくります。」
大腸がんになった人もなっていない人も、50歳を過ぎたら一度は腸内をスッキリとデトックスしておきましょう。
大腸がんの予防
- 十分に運動をする
- 野菜を十分に摂る
(豆類や繊維の多いもの) - 果物や海草類を摂る
- 肉類を減らす