肺がんはこんな病気
肺がんは、肺の組織から発生した「原発性肺がん」と、大腸がんや乳がんなど、ほかの臓器にできたがんが肺に転移した「転移性肺がん」に分類されます。
単に肺がんという場合は、「原発性肺がん」を指すのが一般的です。
ここでは、原発性肺がんについて解説します。(以下「肺がん」=「原発性肺がん」を指します。)
日本では、部位別がん死亡数は、肺がんが1位となっており、国をあげて研究や予防に取り組む必要があるといえます。
肺がんの原因として最も重要なのが喫煙です。
「1日の喫煙本数×喫煙年数」の数値が大きいほど、肺がんになるリスクが高くなります。
また、自分が喫煙していなくても、受動喫煙により、発がんのリスクは増すとされています。
ちなみに、喫煙は肺がんだけでなく、ほかのがんも引き起こすことが知られています。
肺がんの多くは、初期には発生部位にとどまっていることが多いですが、次第二に周囲のリンパ節への転移や、肺内の別の場所、骨、肝臓、脳、副腎などに遠隔転移を起こすようになります。
肺がんは、一般的に細胞の種類により、大きく二つに分類されます。
肺がんの10~20%を占め、増殖が速くて転移を起こしやすい「小細胞肺がん」と、それ以外の80~90%を占める「非小細胞肺がん」で、それぞれに適した治療が行なわれます。
予防の基礎知識
予防法としてまず挙げられることは、「喫煙しない」ということです。
喫煙習慣がある人は、禁煙することから始めましょう。
さらに、喫煙しないことは、ほかのさまざまな部位のがんの予防にもつながります。
また、一時期「β-カロチン」が肺がんを予防する、という効果が注目されました。
しかし、喫煙者がサプリメントなどで大量に摂取すると、逆に肺がんを発症するリスクが増すという報告があるので、注意が必要です。
がんが発生するメカニズムは、まだ十分には解明されていません。
したがって、肺がんに限らず「こうすれば絶対にがんにはならない」といった予防法はありません。
肺がんに関しては、まず喫煙をしない、といったことが大切だといえます。
肺がんの症状でお困りでしたら、鏡薬品波動漢方研究所までお気軽にご相談ください。
☎ 0955-58-9739