甲状腺は、普段は意識することの少ない器官の一つかもしれません。
代謝を正常に保ってくれる大切な器官。病気は女性が多くなっています。
代謝の調節が仕事
甲状腺は内分泌器官の一つ。
大きな働きは、甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌することです。
甲状腺ホルモンには新陳代謝を活発にする働きがあります。
食べ物から摂取したたんぱく質や脂肪、炭水化物はエネルギー源として利用されますが、このエネルギー化に甲状腺ホルモンは必要なのです。
また、乳幼児期には脳や骨、筋肉の成長を促す役割があり、からだにとって大変重要な働きをしています。
甲状腺は首の前方、のどぼとけのすぐ下にあり、蝶が羽を広げたような形をしています。
過剰も不足も症状が出る
甲状腺の機能に異常が起こると、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されたり、逆に不足したりします。
そうなると心身に様々な症状があらわれます。
●甲状腺ホルモンが過剰になると…
代謝が活発になり過ぎ、心身に様々な影響を及ぼします。
代表的な病気にバセドウ病があります。
バセドウ病は、自己免疫疾患の一つと考えられています。
症状
〇 息切れがする
〇 暑がる・発汗の増加・微熱が続く
〇 脈が速い
〇 イライラする
〇 手が震える
〇 体重が減少する
〇 口が渇く など
●甲状腺ホルモンが不足すると・・・
全身の代謝が低下します。代表的な病気に橋本病(慢性甲状腺炎)があります。
症状
〇 寒がる
〇 疲れやすい・気力がない
〇 声がかれる
〇 発汗減少
〇 むくみ(眼・顔・全身)
〇 脈拍数が少ない
〇 便秘になる
〇 皮膚が乾燥する など
他に甲状腺の代表的な病気として腫瘍(ガン)などがあります。
これらの病気を早く見つけるためには甲状腺に腫れがないか気をつけることが重要です。
適度なホルモン分泌により体調を良好に保ってくれる甲状腺。
日頃から意識しておきたいものです。
甲状腺や甲状腺ホルモンの過不足の様々な症状でお困りでしたら
どうぞお気軽に鏡薬品波動漢方研究所までご連絡ください。
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