すこやか☆「肺」

心を癒すと、体が癒されます。

皆さん病気になると、早く治さねばと薬を飲んだり、治療をしたりされます。

しかし、慢性病になると知らないうちに病状が少しずつ進んでいます。

健康な人も、いつ病気になるかわかりません。

病気は気が病んだ結果起こり始めるので、昔の人は病気と言ったと思います。

気は心と言います。

心が体を支配していると言っても過言ではないと思います。

心が体に及ぼす影響を知っていれば、予防もできますし、早く治せるかもしれません。

多くの方が心の中に葛藤をもって生きておられるし、恐れなども持っておられます。

それを知らないで生きている方がほとんどだと思います。

 

肺は空気を呼吸し、生命を保つために働いています。

呼吸は人生そのものを表し、どれくらい自分の人生を生きているかを表しています。

ですから、肺の病気になる方は、自分の人生において、「本当に価値のある生き方をしていなかったんじゃないか」と、自分を責めている事があるかもしれません。

「このまま自分は生きて意味があるのだろうか」と、考えていたのかもしれません。

 

肺は東洋医学的にも悲しみの喪失感を表すところであり、深い悲しみや深い喪失感を感じると、簡単に影響を受けるようになります。

漢方で言う「肺」とは肺以外に鼻やのど、気管支、さらには皮膚までを含んでいます。

ですから、逆に言えば鼻やのど、気管支、皮膚の病気は肺から治すことができるという事です。

ぜんそくやアトピーも肺との関連から治すこともできます。

 

顔が白っぽい、色白の方も肺が弱いタイプかもしれません。

そして肺と大腸は主従関係にあるため、肺の働きが悪いと大腸も不調になり、便秘や下痢になったりもします。

食べ物では肺が弱い人はやはり白い物が良く、大根、じゃがいも、玉ねぎ、キャベツ、白ゴマ、なしなどが良く、肺を潤す働きがあります。

さらにネギやにんにく、唐辛子などの辛味を好きな方も多いものです。

 

肺の機能を落とすようなマイナスの感情を出さずに、未来に向かって明るく元気に生きましょう。

何かあった時には、深く深呼吸をして気分を変えて生活しましょう。