私が初めて甲状腺の病気を知ったのは、中学2年生の時です。
理科の先生が「自分はバセドウ病といって、目が飛び出る病気です」と言われ、そんな病気があるのかとビックリしました。
その時は目が飛び出てしまうものだと思っていました。
それから私の父が70代の時に、甲状腺ホルモンが溜まって、2ヶ月以上に渡って脈拍が120ぐらいになった事がありました。(通常は60台です)
原因は不明でしたが、溜まったホルモンが出てしまうと自然に治りました。
しかし、ホルモンというものは、ほんの少しだけでも出たり、出なかったりするだけで、体に大きな変化をもたらすものだと感じていました。
甲状腺のおもな働きは、ヨードを原料として、甲状腺ホルモンを分泌することです。
甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にする事で、体のほとんどの組織を刺激して、タンパク質を作らせることが出来ます。
また細胞が使う酸素量を増やすことによって、代謝を高める事が出来ます。
皮膚の修復、成長、発熱、受胎力、消化など、多くの生命活動に影響する重要なホルモンです。
その他に甲状腺では、血中のカルシウム濃度を下げる、カルントニンというホルモンを分泌しています。
病院では甲状腺の機能が低下していれば、ヨード製剤などを投与して、ホルモンの原料を補うという方法をとっています。
甲状腺の機能が亢進していれば、出過ぎているホルモンを抑えるような方法をとります。
薬で無理な場合は手術で、という方法になります。
しかし、医学的にはなぜそのようになったのか、明確な答えがないので、根本的に治す事ができずに、コントロールに終止しています。
例えば高血圧でも血圧が高ければ下げる、血圧が下がり過ぎれば上げる。つまり数字に捉われコントロールしている事が多い様に思います。
つまり、現代医療では、いつまでも薬を飲み続ける事となり、皆さんいつになったら治るのかと思いながら薬を飲んでおられます。
しかし、東洋医療では何故そうなったのか、根本原因を見つけ出し、バランスをとったりして元に戻します。
漢方薬によっては、甲状腺の機能低下も機能亢進も、本来の働きが出来ずバランスを崩した結果起こったものと考える事もあります。
ですから、同じ処方で反対の病気が治るという事もあります。
心と体は表裏一体です。
なかなか治りづらいと言われている甲状腺の病気でも、東洋医療などによって1~2ヶ月で本来の働きに戻っていく方が多くおられます。
現代医療と併用する事を一つの治療方針として考える事も大事ではないでしょうか。
甲状腺ホルモンの過不足の様々な症状でお困りでしたら
どうぞお気軽に鏡薬品波動漢方研究所までご連絡ください。
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