すこやか☆骨を作るカルシウムに、善玉と悪玉があるってホント!?

階段の上がり下りがつらい。正座ができなくなった。軽くつまずいただけで骨折してしまった・・・。

年齢を重ねるごとに出てくる関節や骨の悩み。特に女性は閉経後に骨粗しょう症になってしまう方が多く、日本では今や1000万人を超える勢いで増えているようです。また骨粗しょう症は、高齢者の寝たきりにも大きく関係しており、約20%が骨折(特に大腿骨という太ももの骨折)が原因による寝たきりだそうです。

そこで大切になってくるのがカルシウム。私たち日本人が必要とするカルシウム量は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg、女性で650mgと設定しています。

ちなみに600mgだった場合、牛乳なら1日4~5本、小松菜なら6束、小魚だったらボールいっぱいの量に相当します。これらを毎日の食事だけで摂るのは大変なことです。

1日に足りないカルシウムを補うための、さまざまなカルシウム補助食品がありますが、大切なのは良質のカルシウム補助食品を選ぶこと。実はカルシウムには、体に良いカルシウム(善玉)と、体に悪いカルシウム(悪玉)の2種類があるのをご存じでしょうか。

現在市販されているカルシウム補助食品には、イオン化された「悪玉カルシウム」のものが少なくありません。イオン化されたカルシウムは、せっかく摂っても骨まで到達せず、ダウン症状という逆にカルシウム不足状態をつくってしまうことも。

カルシウムの中でも確実に骨に届き、元気な骨を作ってくれる、有効的な「善玉カルシウム」を摂ることが非常に大切なのです。