その土地の気候風土が育んだ良質な食材を、その土地の人々の嗜好に合った伝統的な方法で加工・調理して、その土地で消費するのが「地産地消」です。
地元で採れた旬の食材は栄養価も高く、食卓に上るまでに必要なエネルギーも少なくてすみます。
また、国産のものを食べると輸送コストも減り、CO₂の排出量を減らすことに繋がります。
このような考え方を数量的に裏付けるものが、「フードマイレージ」です。
暑い夏に必要な成分が、夏野菜にはいっぱいつまっています。
夏の旬の食材は身体の温度を下げ、食べるだけで体温調節をしてくれます。
夏バテで食欲がなくても、カラフルでジューシーな野菜や果物が食欲を促してくれますよ。
冬の旬の食材は、寒さで凍えることがないよう、細胞に糖を蓄積するため、糖度の高い野菜が多いこと。食べたときに、冬野菜は甘くて美味しいと感じるのはこのためです。
また、ビタミンやカロテンなどの栄養価を多く含む野菜は、免疫力を高め、風邪の予防にも効果があるといわれています。
煮物や鍋など、体が芯から温まる料理で寒さを乗り切りましょう。
各季節の旬の環境にも優しい地元の食材を使って、美味しくて健康にもなる料理を楽しんでみるのはいかがでしょうか?