健康雑談☆腰痛と漢方薬

今回は腰痛と漢方薬についてのお話です。

腰痛は、急性のものと慢性のものがあります。

 

1 急性腰痛の原因

風邪引き、疲れ、冷え、ぎっくり腰

 

2 慢性腰痛の原因

老化、ストレス環境、血行不良

 

3 ヘルニア等の高度な変形によるもの、内臓疾患の関連痛

 

漢方では主に1と2で挙げた原因の腰痛について、それぞれの原因にあわせた治療法を選択します。

 

古来より漢方では「腰は腎の府」といいます。

腎とは人の成長、発育、生殖、老化に深く関係する臓腑機能のことをいいます。

 

腰痛は加齢と共にこの腎が衰えていくなかで発生するとされています。

また、ぎっくり腰などのように、若い人にも腰痛は起こりますが、こうした若年性の腰痛にも腎が関係しています。

 

この場合、生活の不摂生や過労やストレスなどが重なり、一時的に腎の機能が衰え、それが引き金となって腰痛が発生したと考えられます。

腰痛とは、腰の片側、あるいは両側が痛むことであり、病因の違いによって様々な痛みが見られます。

 

急性の腰痛

急性の腰痛は様々な生活環境による要因が多いといえますが、疲労、睡眠不足、ストレス、過労、などがベースにあって、それに外からの様々な要因が加わって発症するのが普通です。

 

何度も繰り返す場合には、身体の内部に何らかの原因があることを考えてみる必要があります。

 

最もよく見られる腰痛

動作によって突如生じる・腰を動かすことができない・動作、くしゃみ、咳をすると激しい痛みが起こる・局所に強い圧痛が起こる。

 

骨と骨のクッションの役割をしている椎間板ですが、重い荷物を長時間持ち続けたり、1つの姿勢を長く続けると骨に圧力がかかり、椎間板が圧迫され飛び出してくることがあります。

 

それが神経に触れると痛みだけでなく「しびれ」も起こるようになります。

ひどい場合は入院にいたることもあります。

 

筋力の低下

筋力が低下すると、レントゲンでも異常が見当たらない腰痛が発生します。

 

これは筋肉が弱くなり、支えられない状態にもかかわらず通常の生活をし続けてしまうことにより、筋肉に疲労が溜まり、筋肉組織内でブラジキニンという発痛物質を作り出した結果、腰痛が起きます。

 

いずれ骨格にも負担がかかってくることになります。

 

冷えから来る血流の悪化

年を重ねると、身体を温める力が低下して「冷え」を感じやすくなります。

 

身体に「冷え」を持つ状態では、血流の流れがスムーズに行われなくなります。

身体の節々に凝りが生じ、栄養分が輸送されず筋肉が弱ってきます。

この状態でブラジキニンが発生して腰痛の原因となります。

 

「冷え症の緩和+血行促進+筋肉の増強+骨の強化」に効果的に働き、慢性の腰痛に

お試しいただきたい漢方薬があります。

腰痛にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。