漢方相談☆「5月病」って? ― こころとからだのバランスを整えましょう

春の訪れとともに、新しい環境での生活が始まるこの時期。4月からの緊張が少しずつほどける5月になると、なんとなくやる気が出ない、疲れが取れない、気分が落ち込む…といった心とからだの不調を訴える方が増えてきます。これがいわゆる「5月病」と呼ばれる状態です。

「5月病」は医学的な診断名ではありませんが、心のエネルギーが消耗し、からだにも影響が出ている状態と考えられています。特に、新入社員や学生の方、転勤や引っ越しなど環境が大きく変わった方に多く見られます。

症状は人によってさまざまですが、主に「気分が晴れない」「だるい」「食欲がない」「眠れない」などがあり、なかには胃腸の不調や動悸を感じる方もいます。これらは、東洋医学でいう「気(き)」や「血(けつ)」の巡りの乱れ、「肝(かん)」の働きのアンバランスとも関係しています。

漢方では、「心と体はひとつ」と考えます。ストレスや感情の変化が体調に影響しやすい春から初夏の時期には、「気」の巡りを整え、こころを安定させることが大切です。

たとえば、気の巡りを助け、気分の落ち込みやイライラを緩やかに和らげてくれる漢方薬があります。

胃腸が弱りやすい方に対する漢方薬なども用いられることがあります。

また、規則正しい生活、しっかりとした睡眠、適度な運動、そして気の置けない人との会話など、日々の積み重ねも大切です。

もし、「いつもと違う」と感じるこころやからだの変化があれば、無理せずご相談ください。あなたに合った漢方薬や養生法で、心身のバランスを取り戻していきましょう。

 

五月病の症状でつらいときは、お気軽に鏡薬品波動漢方研究所までご相談ください。

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